①4日目【死には似つかわしくない晴天の日】植村旅館~13番札所大日寺

4日目

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⑤3日目【焼山寺、本当の終わり】12番札所焼山寺~親切な植村旅館
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死には似つかわしくない晴天の日

 

一夜明けた植村旅館

部屋からの景色。

 

今朝のニュースで昨日の大雨についてやっていた。

大阪で5月としては観測史上初の大雨だったそうだ。

四国もそれなりに降ったのだろう。

 

なんかすげー降ってるとおもったもんな。

 

旅館のおねえさんが朝ごはんもしっかり用意してくれた。

 

うう~

 

最高すぎる…

 

 

今日は晴れるようだ。

身支度をして早々に出発する。

そうそう、これは遍路修行だ。

長居はできぬ。

 

宿代の支払いと

一晩の宿のお礼をいい出発を告げる。

 

気をつけて頑張ってください、

そういって見送ってくれた。

 

さあ、出発。

 

今日は暑くなりそうだな。

 

そんなことを考えながら

川沿いの道を歩く。

 

 

あ、杖忘れた(; ・`д・´)

 

200mほど進んだところであわてて戻る。

おねえさんに再会。

笑って再度お別れ。

 

お騒がせしました(;・∀・)

 

さてさて、次のお寺に向かいましょ。

 

13番札所大日寺(だいにちじ)までは植村旅館からおよそ10キロ。

 

4キロ1時間計算で、

だいたい1時間半くらいで着くかな。

※荷物引っ張てるからちょっと遅い。

 

ここからの遍路道は、

車と同じ経路。

ガードレール沿いを歩く。

歩行者専用の路肩は特にない。

 

 

ところどころ水たまりになっている。

昨日の雨の激しさをあらためて感じる。

 

 

「うわっ(゚д゚)!」

 

 

 

前方の水たまりの中で、

目を見開いて横たわっている黒猫を見つけた。

車にはねられたのだろうか。

外傷は見当たらないが、

もう死んでいる。

それだけはわかった。

 

見たところ死んでからそう経っていない。

一瞬、うちで飼っている黒猫と重なる。

 

水たまりの中で目を見開き横たわる黒猫の死体は、

「死」というものをまじまじと感じさせるものだった。

 

死は、遍路のことを深く考えさせる。

 

ー。

 

死体が車道の隅であったこともあり、

手を合わせて通り過ぎる。

 

後になって、なぜお経をあげなかったのか

とても後悔した。

 

遍路たるもの、生きとし生けるものの幸せを願い、

死に思いをはせることでその生を尊ばなければいけない。

 

ー。

こんな晴天の日。

水たまりの中で横たわる黒猫の死体は、

とても悲しく思えた。

 

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