④6日目【ドイツ人カップルとおじさん】善根宿「きくや」

6日目

前回、22番札所平等寺(びょうどうじ)になんとか到着! 後は今日の泊まる場所を確保するのみ。のはずだったが…

(6日目歩き遍路5月16日の旅日記)

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③6日目【飛行機モードは電話つながりません】22番札所平等寺到着
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平等寺でアベさんと別れ、

僕は自分の寝場所を探すことに。

 

ここ22番札所平等寺の近くには

善根宿「きくや」というところがあると事前に情報を得ていた。

善根宿とは、お遍路さんのために無料で宿を提供してくれている場所のことだ。

 

善根宿「きくや」さんは、 平等寺から200mほどの場所にある

喜久屋金物店さんが提供している宿だ。

 

電話して、今から行くことを伝える。

5分ほどで到着する。

地元の地主さんという感じの大きな家だった。

 

きくやさんに到着すると、

電話に出たおばさんが迎えてくれた。

 

お遍路さんに慣れているようで、

淡々と挨拶をかわし、

「じゃあその辺に荷物おいておいて」

といって誘導される。

 

「大丈夫?」

 

「え、あ、はい!(*’ω’*)」

 

「じゃあ、ここの庭の落ち葉広いしてくれる?」

 

「え、あ、はい!(*’ω’*)」

 

そう、ここは、宿を無料で提供する代わりに、

軽作業をしてもらうことが条件の善根宿だった。

 

正直、ここまですべての体力を使い果たし、

この上作業とはかなりきつい...

 

と思ったが、働かざる者なんとやらだ。

 

それに、作業自体は大した作業ではない。

ただ、きれいに砂利の敷かれた庭の上に、

落ち葉が落ちているから、

ホウキなどで掃いただけでは取り切れない。

 

しゃがみこんで一つ一つ取り除かなければいけない。

 

この軽作業は日によっていろいろ変わるらしい。

僕の時は落ち葉拾いだった。

かといっても、本格的に葉が落ちる季節ではないため、

大した量ではない。

 

1時間弱くらい作業をし、

大方拾い終えたところで、

もうあがっていいよとの声をかけてもらう。

 

「お疲れ様、きれいにしてくれてありがとうね。今日の夕食に、これどうぞ」

 

そういって、カップラーメンとペットボトルのお茶をくれた。

今日の夜はカロリーメイトだけだと思っていたからこれは嬉しい。

 

 

一晩宿をお借りできることの感謝を伝え、

ちょっと離れた宿の場所を教えてもらう。

 

宿は、10畳ほどの広さのプレハブだった。

外には洗濯機がある。

 

きくやさんの写真はすっかり取り忘れていて、

全然ないのが残念。

 

中には先客がいた。

 

「こんにちは~(*’ω’*)、あ、ハロー(*’ω’*)」

 

作業服を着たおじさんと、

白人の若いカップル1組だった。

 

おじさんは、きくやさんの従業員? のような方で、

この宿の管理を任されている人だった。

 

片言の英語でカップルと楽しそうに話していた。

おじさんはその宿のすぐ裏手に住んでいるようで、

いつもこうして立ち寄っているんだそうだ。

 

とても気さくな方で、すぐに仲良くなった。

「そうだ、カップラーメン食べるならネギいる? 畑になってるからとってきてあげようか?」

 

おじさんはぼくとカップルにそう声をかける。

カップル「ノー、サンキュー」

一瞬で断る。

 

僕「あ、はい、じゃあ是非(*’ω’*)」

なんでも受け入れておく。

 

とってきてもらったネギが、

上の写真のネギね。

 

カップルはドイツからきたという。

金髪の彼女のほうがとても気さくで、

よく話してくれる。

 

彼女たちは、お遍路を回っているという感じではなく、

ただ四国中を歩いているという感じだった。

今まで歩いてきたコースや、

明日からの予定を聞いても、

なんでそんなとこいくんだ??

って感じです(*’ω’*)

しかも、基本はすべてテント泊。

二人とも同じくらい大きなリュックを持っていた。

 

不思議なカップルだったけど、

こういう旅を共にできるパートナーがいるっていうのは幸せなことだと思った。

彼女とはFacebookでつながり、

帰宅後にも何度かやり取りをした。

 

この時、カロリーメイトのフルーツ味を分けてあげたんだけど、

それがものすごく気に入ったらしく、

「あれはサイコーだった。あの後ずっとあればっかり食べていた」

とメッセージに書いてあった。

 

夜が更けるまでみんなで話した。

おじさんからは遍路の情報なども色々得られた。

おじさん「この先もし、○○っていう善根宿を見つけても、そこには泊まらない方がいいよ。そこは、宿主がなにかがなくなったとか言いだして、警察を呼ばれたり、そういう話をよく聞くから」

 

なるほど、色々な裏事情があるんだな。

 

街の人から情報を得ながら旅を進めていく。

なんだか昔やったドラクエみたいだ。

 

遍路って、一人孤独に自分と向き合い、

歩いていく修行だけど、

どこかこうして人とつながっているような温かさを感じる。

 

しばらくして、おじさんは自宅へ帰り、

僕たちもシャワーを浴びたり明日の準備をしたりしてから、

就寝することにした。

 

みんなで写真を撮っておかなかったのが残念だったな。

 

 

歩き遍路の旅6日目終了

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