③15日目『2年越しの遍路ツアー⁉』

15日目

(今日は15日目歩き遍路2018年5月25日の旅日記)


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②15日目『炎天下の中で氷のお接待』
(今日は15日目歩き遍路2018年5月25日の旅日記) 前回はこちら ①15日目『37番札所岩本寺まで60キロ!』 今日で野宿遍路15日目。 ここまで体調面はかなり万全...

 

いただいた氷も解けたころには、坂も登り切っていた。

今度は坂を下り、のどかな田舎道を歩く。

 

前方に大型バスが見えた。

周りには遍路の格好をした年配の方たちがいる。

遍路のツアーだろう。

 

すれ違いざまに一言二言言葉を交わす。

 

そのうちの一人から飴をもらった。

お遍路さんからこうやってお接待をいただくこともよくある。

 

 

みんなとっても気さく。

都会での日常の中ではこういうコミュニケーションって考えられないよな。

こういう人とのやり取りを通して、現代の人や社会の在り方を考えさせられる。

 

みなさんとお別れをして歩き続ける。

後ろからさっきのバスが抜き去る。

向こうの人たちもこちらに気づいてくれたようで、

お互いに手を振る。

 

バスの窓ガラス越しに見える笑顔に、

僕も笑顔で返す。

 

 

岩本寺まであと13キロ!

 

 

のどかな田んぼ道を歩いていると、

 

!!!!!

 

 

なにかが頭に落ちてきた!!

 

!!!

 

荷物を手放し慌ててその場を離れる。

 

 

 

 

ん?

 

 

んん??

 

 

 

カエル降ってきた。

 

 

カエルさんにはここでお降りいただき先に進む。

 

そんなこんなでのんびり歩いていたら、

後ろからたくさんの人の気配が。

 

遍路の団体さんだ。

 

僕は道を譲り彼らに先に行ってもらう。

 

挨拶を交わしていると、

さっき出会った団体さんだと気づいた。

 

歩きながらまた何人かと話をした。

僕は団体の最後尾について一緒に歩く。

ここのツアーガイドさんがとても気さくで、

色々お話させてもらった。

この団体の皆さんはやはり遍路のツアーで、

このツアーはなんと、2年かけて全てのお寺を回るプランなんだとか。

旅程は月一でだいたい3泊4日ほどなのだとか。

 

壮大なプランだなと思いましたが、

定年後の夫婦とか、そういう方には生活に目的やメリハリがでていいのかもしれませんね。

 

それにしても、みなさん、足がはやいはやい。

僕とガイドさんは置いていかれるくらいでした。

 

団体の皆さんは、駅に向かうというので、

ここでお別れして僕はまた一人で道を進んでいく。

 

しばらく歩いていると、道が二手に分かれてしまった。

地図を広げてみる。

 

すると、僕の後ろから来た自転車に乗ったおばちゃんが声をかけてくれた。

 

こっちの道を行った方が近いよ

 

おばちゃんは、3年前にこの土地に引っ越してきたばかりで、

やっとここの生活に慣れてきたという。

 

こっちの人は運転があらいから気をつけて、

それからマムシには注意してね。

 

野宿で歩いていることを告げるとそんなアドバイスをくれた。

今朝もマムシを見たという。草むらには近づかないようにと言われたけど、

マムシがでるようなところしか歩いてないな…

 

おばちゃんにお礼を言って別れる。

 

 

60キロの先の目的地、

岩本寺も残すところあと10キロを切った。

 

だけど、札所の時間には間に合わなかったので、

岩本寺から5キロほど手前の道の駅「あぐり窪川」を今夜の宿にすることにした。

 

 

 

まだ売店がやっていたので、近くのテーブルに荷物を置いてアイスを買ってくる。

戻ってくると、女性二人がテーブルに座っていた。

どうやらここの道の駅のスタッフの方で、仕事が終わって帰る前に二人で話をしているらしい。

二人ともアイスを食べていたので、僕もすかさずアイスを出して話に交じる。

 

 

おばちゃんたちは先にアイスを食べ終えて帰っていった。

 

その後も引き続き一人でアイスを食べていると、

別なおばちゃんが来てクリームパンとスポーツドリンクをくれた。

 

暑いから脱水にならないように、と言って心配してくれた。

 

日が暮れて道の駅がすべて閉まったころ、

テントを軒下に立てて休みます。

 

歩いていると色々な考えが浮かぶ。だけど一日が終わると忘れる。

ただ、素晴らしい旅であることは間違いない。

 

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