②11日目『遍路という文化の重み』27番札所神峯寺~28番札所大日寺

11日目

前回は27番号札所「神峯寺」までの道中でした。

 

(今日は11日目歩き遍路2018年5月21日の旅日記)

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前回はこちら

11日目『27番札所神峯寺』

①11日目『27番札所神峯寺』
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神峯寺から28番札所「大日寺」へは40キロほどある。

今日一日では着かないので、途中で一泊することになる。

 

 

道端の木にさくらんぼがなっている。

 

のどかな景色

 

大日寺まではここから35キロか。それより、徳島から165キロ。それくらい歩いてきたのかな。

 

道端でこういった野菜などの無人販売所をよく見かける

いたるところにビワがなっている

 

 

そんなビワをみていたら食べたくなった。たまたま有人でビワを売っているお店があった。

 

ぼく「すみません、これひとカゴください(*’ω’*)」

お店の奥から出てきたおばあちゃんに、ひとカゴ200円と書いてあるビワの入ったカゴを渡す。

おばあちゃん「ああ、お遍路さんかい、自分で食べるんやろ? ほな、こっちでいいでしょ。ちょっと不揃いだけど、これならあげるから」

そう言って、奥から持ってきたビワをたくさん袋に詰めてくれた。

ぼく「え、いいんですか! ありがとうございます(*’ω’*)」

おばあちゃん「ああええよ、気をつけていきなよ」

 

思わぬ形でおばあちゃんにお接待を受けてしまった。

納札をお礼代わりに渡し、挨拶をして別れる。

わーい、食べたかったビワ、もらっちゃった(*’ω’*)

これは今日のお昼にしよう!

 

 

少し歩いていると、野菜の無人販売所があった。

ん~、お昼にビワだけというのも寂しいから、そうだ、トマトも食べよう!!

 

 

 

100円で購入

 

こんな道を少し歩いていると、後ろからきた車が左車線に止まった。

 

スーツを着た若い方。近所に営業で訪問しているのかななんて思わせる感じ。

こちらの車線にわたってくる。

 

僕は特に気にせず歩き続ける。

 

男の人「あの、すみません。お接待させてください」

 

そういって男の人は手を出してきた。

急だったので、あっという間もなく手を差し出し、僕はなにかを受け取ろうとした。

 

男性は小銭を渡してきた。

 

男性「これ、お接待させてください。お接待したかったんです」

 

ぼく「え、いいんですか!? ありがとうございます。じゃあせめて納札を!」

 

男性「あ、そういうのいいんで!」

 

そういうと男性はさっさと道を渡りなおし、車に乗って行ってしまった。

 

僕は走り去る車の後ろ姿に向かって深くお辞儀をした。

 

見ず知らずの人に、急に700円ものお金をあげられるなんて。

遍路文化の重みというものを感じた。

 

前にも書いたけど、お接待をしてくれる人って、たかが僕なんかのためにしてくれるんじゃないんです。遍路は「同行二人」と言われ、弘法大師様と一緒に歩いているといわれます。金剛杖と言われるものが弘法大師様の分身と考えられ、また、白装束はこの旅を歩きぬく覚悟の表れ(白装束は死の覚悟とされる)と言われます。

こうしてお接待をしてくださる方は、僕とともにある弘法大師様の御威光にお接待してくださるんです。そう考えると、お接待していただいたものはどんなものであれ、大切に、いただくというよりはお預かりさせていただこうという気になる。

僕はこうしていただいたお金の半分は必ず、12番札所に行く前に出会ったおじいさんからもらったきんちゃく袋に入れ、最後の札所でおさめてこようと思っています。

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28番札所までの道のりは海沿いを歩く

 

こう天気がいいと、真夏と変わらない暑さだ。

 

なんかちょうど良さそうな休憩場所を見つけたので、お昼休みをとる。

 

休憩所には水道があったので、トマトとビワを洗わせてもらう

どこかで買ったポテチも一緒に

 

最高のロケーション

 

ビワなんて何年ぶりだろう。

遍路の旅で食べるものは何でも今まで以上においしく感じる

 

 

うわっ!!??

 

急に背中を誰かに叩かれ驚いた!

 

 

慌てて振り向くと、

 

 

 

 

あ、猫いた(*’ω’*)

 

 

めっちゃ人懐っこい猫がすり寄ってきてた。

 

なんかお腹空いていそうだった。だけど、あげられるものがポテチくらいしかない。

ポテチを水道の水で洗い、あげてみたら喜んで食べた。

 

お昼のポテチは猫と半分シェア。

僕からのお接待だからな(・ω・)ノ

 

この辺にはあまり民家は見当たらないけど、きっと誰かが世話をしてくれてるんだと思う。

いつまでも元気でいろよ。

 

ここに僕がくることは多分もうない。だけど、この猫はきっと明日も明後日もここにいる。

そういうのってこの猫だけじゃない。

動物も人も同じ。

みんなどこかで当たり前の生活を繰り返していく。

旅をするというのは、そんな人たちの日常の一コマにお邪魔することなんだ。

 

旅は本当に人の心を豊かにしてくれる。

 

 

こ この後、カメラ取りに戻ってくるんだかんな(;・∀・)

 

コメント

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